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【今日は冬至】ゆず湯の由来と、温泉ソムリエがおすすめする入浴五か条。

2016年12月21日

季節のおすすめ

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1年の内でもっとも昼の時間が短いといわれる冬至。
2016年の冬至は、本日12月21日です。
冬至には、かぼちゃを食べたりゆず湯に入るのが慣習となっていますが、なぜなのでしょうか。

 

|| かぼちゃは“なんきん”?

まず、かぼちゃについて調べてみました。
冬至といえば、かぼちゃを思い浮かべる方も多いかと思いますが、冬至に「ん」がつくものを食べると「運」がつく「運盛り」という縁起かつぎの風習があるそうです。
具体的に食べるものは「冬至の七種(とうじのななくさ)」として知られていて
・なんきん(南瓜)
・にんじん(人参)
・れんこん(蓮根)
・ぎんなん(銀杏)
・きんかん(金柑)
・かんてん(寒天)
・うんどん(饂飩/うどん)
があるそうです。
どれも「ん」が2個もついていて、いかにも縁起が良さそうです。
かぼちゃは、というと…漢字で「南瓜」と書くので、この音読みで「なんきん」だそうです。
冬至に食べると良いものは、かぼちゃだけではなかったんですね。

 

|| ゆず湯の由来

次に、今回のタイトルにもなっているゆず湯です。
ゆず湯は、本来は厄払いの禊(みそぎ)だったとされています。
冬至は、これから日照時間が増える日ですので、太陽からの運を呼び込む前の厄払いとして身体を清めていたようです。

そんな冬至の今日、ゆず湯に入る方も多くいらっしゃるかと思いますが、温泉ソムリエがおすすめする「入浴五か条」をお伝えしたいと思います。

>>そもそも“温泉ソムリエ”って何?という方はこちら。
※外部リンクへ移動します

 



【温泉ソムリエの入浴五か条】


■その一 : 入浴前後に1杯ずつの水を飲むべし
入浴すると発汗により血液粘度が高まり、「ドロドロ血」の状態になります。
入浴後だけでなく、入浴前にも水分補給をするのがポイントです。

■その二 : 入浴前には足先など心臓の遠くから順に十分な「かけ湯」をすべし
「かけ湯」は、体の汚れを落としてから入浴するためのマナーというだけではありません。
温泉の泉質や温度に慣らすためのものです。
足先など心臓の遠くから順に十分な「かけ湯」をしていきましょう。

■その三 : 頭には濡れたタオルを乗せるべし
立ちくらみは、全身の血の巡りが良くなる分、頭の血流量が減る状態。
特に、脳の血管が収縮して危険な「冬の露天風呂」では「熱いタオル」を頭に乗せて頭の血管を開きましょう。
また立ちくらみの防止には、湯船から出るときに急に立ち上がらず、ゆっくりと腰掛けてから立ち上がることが大切です。

■その四 : 一気に長湯せず、分割浴をすべし
短い入浴と、湯船から出て休憩することを繰り返すのが「分割浴」です。
たとえば「3分入浴して休憩、また入浴」を3回繰り返すと、9分間入浴したことになります。
一気に10分間入浴するよりも、9分間の「分割浴」のほうが湯冷めしにくいのです。

■その五 : 疲労回復には、ひざ下の「温冷交互浴」が有効なり
ひざ下にお湯をかけること3分、水をかけること1分。
これを3~5回ほど繰り返すと、末梢血管が広がり、乳酸などの疲労物質が排泄されやすくなります。
疲れを回復させる効果は抜群です。
心臓に負担をかけないためにすべて「ひざ下」としていますが、水のみひざ下にし、お湯3分は普通の入浴でもかまいません。

(出典:2015年11月発行「温泉ソムリエテキスト」)


 

いかがでしたでしょうか。
みなさま、温泉ソムリエおすすめの入浴法で、素敵な冬至の夜をお過ごしください。

最後に。
箱根小涌園 天悠の泉質は「ナトリウム-塩化物泉」で、湯冷めしにくいことから“あたたまりの湯”とも呼ばれています。
箱根小涌園では温泉ソムリエが多数在籍しておりますので、成分表の読み方や、より一層温泉を楽しめる入浴方法など、これからもご案内していければと思います。

2017年4月20日開業の天悠へのお越しも、心よりお待ちしております。

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