箱根湯本の人気ランチスポットとして知られる「直吉」。こちらの名物は、箱根・大平台にこんこんと湧き出る名水「姫の水」を使ったくみ上げ湯葉を、かつお出汁と玉子でとじたオリジナルのどんぶり「湯葉丼」ですが、実はもうひとつ、湯葉を使った人気の甘味があるのはご存知ですか？　おもちの代わりに湯葉を使ったという「湯葉ぜんざい」720円。国産小豆をことこと炊き、その上にくみ上げ湯葉をたっぷりと載せた、なんともシンプルな一品。とろりとした湯葉とふっくらと煮上がった小豆が好相性。もともとはおやつとしてまかないで食べていたそう。

「湯葉丼」と「湯葉ぜんざい」を両方楽しむなら「湯葉丼ご膳」2000円がオススメ。ランチタイムはとても混み合うので、少し時間をずらして遅めのランチやティータイムに合わせて、ぜひどうぞ。お店の前にある小さな足湯で、ゆっくり待ち時間を過ごすもよし、食べ終わってから足湯でくつろぐもよし。誰でも無料で入ることができるとあって、隠れた人気スポットなのです。

元箱根港からすぐの、芦ノ湖を一望できる絶景カフェ。1階のテラス席には、なんとテーブルの下に足湯を併設。パーラーで買ったドリンクやベーカリーの焼きたてパンをいただきながら、ゆったりくつろぐことができます。刺激が少なく、お肌に優しい芦ノ湖温泉の源泉かけ流しの足湯は、乾燥しがちな冬にぴったり。真冬は芦ノ湖から吹きつける風が少々冷たいですが、足湯に入れば温か。芦ノ湖を行き交う遊覧船や箱根神社の大鳥居、季節によって変化する山々など、箱根らしい景色はもちろんのこと、西側に位置しているので夕日も楽しむこともできるんですよ。

パーラーでは、この冬オススメのあったかドリンクを３種発売。シナモンをたっぷり使った「シナモンラテ」、ココアとバナナシロップが最高の組み合わせの「チョコバナナ」、ジンジャーシロップが入った「ジンジャーレモンティ」各475円など、体を温めるラインナップがうれしい。ベーカリーでは、午前中で売切れてしまうという、根菜とベーコンが入った寄木細工のような「箱ね」216円や、あふれんばかりのクリームが詰まった一番人気の「クリームパン」205円をぜひ。前日までの電話で予約が可能なので来訪時間に合わせて取り置きを。